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「レインツリーの国」感想

最後の「こっち。」はずるいだろうがあああああ!!!!!!(Twitterと同じ感想

「続きを読む」よりネタバレ含む詳細。 元ネタは有川浩先生の同名作品。健聴者(あ、これ変換できるのね)男性と中途難聴者女性が、お気に入りの小説(ぶっちゃけラノベじゃないかなぁ)の話題をきっかけにインターネット経由で知り合い、実際に会い、結構紆余曲折を経ながらも最後はちゅっちゅしてる。
なんでこれをクリスマスという忌まわしいタイミングで観てしまったのか自分のタイミングの悪さ(良さ?)が憎らしい。

さて。図書館戦争にも笑顔が怖い小牧さんという堂上の同期がいらっしゃいますが、その小牧にも毬江という彼女が居ます。彼女(こっちは人称代名詞だめんどくせえ)も中途難聴で、そういう連関なのか、「レインツリーの国」というタイトルの作品が出てきます。そう劇中劇なの。もともとはタイトルだけ存在していたのが、改めて現実世界へと降りてきたものです。

この映画を観ながら、どうも作品に100%集中したとは言いがたい脳内状況をずっと繰り広げていた。ちゅーのは、外から見えない障碍(本作では中途難聴)や、メンタルにざっくり刺さる出来事(同、親父から自分「だけ」忘れられてしまう)を配慮しながらのコミュニケーションとはどうあるべきか、そもそも「べき論」として組み立てて良いのか、配慮は大きなお世話なのか、障碍者が自分の障碍を知られることについての自己決定…なんとも作品の外で思索ぎゅいーんって感じでした。
見終わっても結論はでず、というか見てから熟考するものなんだろうなぁ、と。

あと、嘱託?委託?のおっさんが「聴覚障碍持ち、一言も喋らない=喋れないからセクハラ行為に出ても発覚しないだろう」とタカをくくった辺りの場面は「あのおっさん首締めてやりたい。でもあのおっさん如きで俺に前科付くのもクソい。」と結構ガチでイラッ☆としてました。その後に所属長らしき人のぼやきもアレゲだったナー。



なにが言いたいかってーと人の気持ちを慮るのって難易度Nightmareかよコミュ障のあたしゃもうダメだわーって。まぁ「もうダメだわー」と投げてはいけないのでしょうけど!!!!!